8 月 21 日夜、武漢文化観光グループが制作した大型音画叙事劇『大城・知音(都市・知己)』が武漢劇場で初演された。70 分間の公演は武漢の千年にわたる文化の系譜を辿り、「知音(知己)」文化に新たな現代的解釈を与えている。

本作は「知音」を核心的なモチーフとし、舞踊、音楽、演劇、詩、芝居など多様な舞台表現を駆使し、六つの物語を展開する。高山流水の知己との出会い、桃園結義による同志の集い、詩歌に託した知己への賛歌、首義の街に刻まれた知己への追憶、星火燎原のような同志の結集、江城の山水が届ける知己への招待、である。
本作最大の特徴は「音で物語に入り込む」没入型の演出である。音は単なる背景ではなく、作品全体の時空の移り変わりを動かす原動力となっている。長江の波の音、フェリーの汽笛、江漢関の鐘の音、朝食の屋台街の喧騒、漢劇の節回し、方言による語り、漢陽鉄工所の機械の轟音、武昌起義の銃声といった武漢ならではの音風景が織り重なる。音と情景が互いに響き合い、都市と「知音」という言葉が紡いできた千年の残響を生み出し、観客に温かみ、気骨、精神的基盤を備えた都市文化の長巻を見せてくれる。

公演終了後も多くの観客は舞台の余韻に浸っていた。宜昌から武漢へ進学し定住した劉さんは、冒頭の「伯牙琴を断つ」の場面が心に刺さり、知音文化に宿る心の通じ合い、情を重んじ約束を守る精神の本質を理解できたと語った。大学生の曽くんは、これまで知音文化は教科書の知識に留まっていたが、この公演によって千年の伝統文化に生きた感情的な力が与えられたと述べた。
公演には多くの文化観光業関係者も見学に訪れた。湖北航空ホリデー国際旅行社の大口顧客部マネージャー・鄔鵬輝氏は、『大城・知音』は武漢の人文精神を知る生きたツールであり、「歩く江城文化ガイド」とも言えると評した。複数の旅行社はこの演目を武漢の高品質観光ルートに組み込む計画である。黄鶴楼、古琴台といった文化ランドマークと連携させ、質の高い舞台芸術によって観光客の文化体験を豊かにし、武漢のナイトタイム消費市場を活性化させ続ける。